22話 雪の あさ
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としも あけて 一月七日の あさでした。
よるから ふりだした ゆきは、あたり いちめん まっしろに しています。
一休さんは あさから びわこの ほとりに でて、
「どうぞ かそうさまが でしに してくださるように。」
と、ねがいながら ざぜんを くんで いました。
すると、ひょっと きが つくと、目の まえに、まゆの ながい としおいた おしょうさんが たっていて、じっと うつくしい みずうみの けしきを ながめて いました。
「あッ! かそうさまだ。」
一休さんは、おもわず そう さけんで、おしょうさまの まえに 手をつき、
「どうぞ わたしを でしに してください。」
と、たのみました。
「おまえは そうじゅんと いったな。」
かそうさんは いいました。そうじゅんが いのちがでけで でしに してくれと たのんで いることを しって いました。
「びわこに みを なげた そうじゃな。」そんな ことまで ちゃんと しって いました。
「はい。」
「京で しゅぎょう したと いうが、だれの もとで まなんだ。」
「さいごんじの おしょうさまに 四ねんかん まなびました。」
「そうか。さいごんじの おしょうに ついたか。さいごんじの おしょうも おしいことを したな。」
「はい。」
「さいごんじの おしょうも がんこ だったが、わしは もっと がんこじゃ。おまえは うわさに きいておろう。」
「はい、ぞんじて おります。」
「しんぼう できるか?」
「どんな しんぼうでも いたします。」
「そうか。ゆきの なかは さむい。それでは、いおりの なかに はいろう。」
「はッ! ありがとう ございます。」
こうして、一休さんは やっと かそうさんの でしに して もらうことが できました。