一休さん

22話 雪の あさ

739字 約1分 2021年6月25日 公開

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 としも あけて 一(がつ)七日(なのか)の あさでした。

 よるから ふりだした ゆきは、あたり いちめん まっしろに しています。

 一休(いっきゅう)さんは あさから びわこの ほとりに でて、

「どうぞ かそうさまが でしに してくださるように。」

 と、ねがいながら ざぜんを くんで いました。

 すると、ひょっと きが つくと、()の まえに、まゆの ながい としおいた おしょうさんが たっていて、じっと うつくしい みずうみの けしきを ながめて いました。

「あッ! かそうさまだ。」

 一休(いっきゅう)さんは、おもわず そう さけんで、おしょうさまの まえに ()をつき、

「どうぞ わたしを でしに してください。」

 と、たのみました。

「おまえは そうじゅんと いったな。」

 かそうさんは いいました。そうじゅんが いのちがでけで でしに してくれと たのんで いることを しって いました。

「びわこに みを なげた そうじゃな。」そんな ことまで ちゃんと しって いました。

「はい。」

(きょう)で しゅぎょう したと いうが、だれの もとで まなんだ。」

「さいごんじの おしょうさまに 四ねんかん まなびました。」

「そうか。さいごんじの おしょうに ついたか。さいごんじの おしょうも おしいことを したな。」

「はい。」

「さいごんじの おしょうも がんこ だったが、わしは もっと がんこじゃ。おまえは うわさに きいておろう。」

「はい、ぞんじて おります。」

「しんぼう できるか?」

「どんな しんぼうでも いたします。」

「そうか。ゆきの なかは さむい。それでは、いおりの なかに はいろう。」

「はッ! ありがとう ございます。」

 こうして、一休(いっきゅう)さんは やっと かそうさんの でしに して もらうことが できました。

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