一休さん

24話 一休と いう なまえ

491字 約1分 2021年6月25日 公開

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 また ある()の ことでした。

 一休(いっきゅう)さんが やはり あの としよりの りょうしの (ふね)に のせてもらって、うつくしく すんだ びわこの うえで、がくもんの ことを かんがえて いました。

 すると、どこからとも なく、うつくしい かなしい うたごえが ながれて きました。

 ふと みると、みずうみの ほとりで、ひとりの こじきが びわを ひいて、うたを うたって いるのでした。

 うたの きょくは、うつくしい しなの まいこが、(おう)さまに しりぞけられたのを かなしんで、あまさんに なる、と いう、あわれな うたでした。

 一休(いっきゅう)さんは その きょくを きいて、ひとの うんめいの かなしさに うたれ、しみじみと かんげき しました。

 一休(いっきゅう)さんは ふねから あがると、さっそく そのことを おしょうさまの かそうさんに はなしました。

 すると、おしょうさまは だまって へやに ひっこむと、一休(いっきゅう) と かいた (おお)きな ()を、一休(いっきゅう)さんに わたしてくれました。

 それまで そうじゅん と いっていた 一休(いっきゅう)さんは それから ()を 一休(いっきゅう) と あらため、それを いっしょう かえなかったと いわれます。

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