十二支考 06 羊に関する民俗と伝説

南方 熊楠 完結 全2話 1.1万字 約21分 2009年4月16日 更新

「張り交ぜの屏風ひつじの五目飯」てふ川柳がある。この米高また紙高の時節に羊に関する雑談などを筆するは真に張り交ぜ屏風を造って羊に食わすほど紙潰しな業と思えど、既に六、七年続き来った『太陽』の十二獣談を今更中絶も如何と、流行感冒の病み上りでふらつく頭脳で思い付き次第に書き出す。
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初出 — 「太陽 二五ノ一」博文館、1919(大正8)年1月

底本: 十二支考(下)〔全2冊〕(岩波文庫、岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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