泥濘

梶井 基次郎 完結 全3話 6,900字 約14分 1998年9月12日 更新

それはある日の事だった。―― 待っていた為替が家から届いたので、それを金に替えかたがた本郷へ出ることにした。 雪の降ったあとで郊外に住んでいる自分にはその雪解けが億劫なのであったが、金は待っていた金なので関わずに出かけることにした。 それより前、自分はかなり根をつめて書いたものを…
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初出 — 「青空」青空社、1925(大正14)年7月号

底本: 檸檬・ある心の風景 他二十編(旺文社文庫、旺文社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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