芝刈り

寺田 寅彦 完結 全2話 9,713字 約19分 1999年11月24日 更新

私は自分の住み家の庭としてはむしろ何もない広い芝生を愛する。われわれ階級の生活に許される程度のわずかな面積を泉水や植え込みや石燈籠などでわざわざ狭くしてしまって、逍遙の自由を束縛したり、たださえ不足がちな空の光の供給を制限しようとは思わない。樹木ももちろん好きである、美しい草花以…
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初出 — 「中央公論」1921(大正10)年1月

底本: 寺田寅彦随筆集 第一巻(岩波文庫、岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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