ノベリズ
文語詩稿 五十篇
115字 約1分 2002年5月29日 公開
「あな雪か。」屠者のひとりは、 みなかみの闇をすかしぬ。
車押すみたりはうみて、 いらへなく橋板ふみぬ。
「雉なりき青く流れし。」 声またもわぶるがごとき。
落合に水の声して、 老いの屠者たゞ舌打ちぬ。
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