文語詩稿 五十篇

47話 〔うからもて台地の雪に〕

169字 約1分 2002年5月29日 公開

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うからもて台地の雪に、  部落(シユク)なせるその杜黝し。

曙人(とほつおや)、馮(の)りくる児らを、  穹窿ぞ光りて覆ふ。

〔残丘(モナドノツク)の雪の上に〕

残丘(モナドノツク)の雪の上に、        二すぢうかぶ雲ありて、

誰かは知らねサラアなる、    女(ひと)のおもひをうつしたる。

信をだになほ装へる、      よりよき生へのこのねがひを、

なにとてきみはさとり得ぬと、  しばしうらみて消えにけり。

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