文語詩稿 五十篇

48話 民間薬

154字 約1分 2002年5月29日 公開

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たけしき耕の具を帯びて、  羆熊の皮は着たれども、

夜に日をつげる一月の、   干泥のわざに身をわびて、

しばしましろの露置ける、  すぎなの畔にまどろめば、

はじめは額の雲ぬるみ、   鳴きかひめぐるむらひばり、

やがては古き巨人の、    石の匙もて出できたり、

ネプウメリてふ草の葉を、  薬に食めとをしへけり。

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