日比谷のベンチで

萩原 恭次郎 完結 全1話 87字 約1分 2024年11月22日 更新

日比谷のベンチで 雪と愛が悲しいSの字を描いてゐる 青い魚がどこともなく泳いで 空に寒い街並みが映つてゐる 頭の中に恋人の欧文字があつた 棄てゝある蜜柑の皮は自らを嘲笑ふ赤い舌である!
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底本: 日本の詩歌 26 近代詩集(中央公論社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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