ノベリズ
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新美 南吉 完結 全1話 5,557字 約11分 2022年3月22日 更新
林泉のほとりに今日も若者はひとりうっそりしゃがんでいた。冠はほころびくつには穴があき、あごにははらはらとぶしょうひげがみられ、頬骨の下にはのみでえぐったようなくぼみがあった。そして凝視している涼しい眼には深い哀しみの色がやどっていた。その眼で若者はさっきから一対のおしどりをあかず…
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底本: 新装版 新美南吉童話集 3 花のき村と盗人たち(大日本図書) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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