艶書

山本 周五郎 完結 全9話 2.5万字 約50分 2022年7月16日 更新

岸島出三郎はその日をよく覚えている。それは宝暦の二年で、彼が二十一歳になった年の三月二日であった。よく覚えている理由は一日に二つの出来事があったからで、その一つは道場の師範から念流の折紙をもらったこと、他の一つは新村家の宵節句に招かれたこと、そうしてその宵節句の席で、彼は(不明の…
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これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る

初出 — 「小説倶楽部」桃園書房、1954(昭和29)年5月号

底本: 山本周五郎全集第二十五巻 三十ふり袖・みずぐるま(新潮社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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