古事記 02 校註 古事記

101話 古事記 下つ卷 〔繼體天皇〕

800字 約2分 2013年7月15日 公開

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 品太(ほむだ)の王の五世の孫袁本杼(をほど)の命一、伊波禮(いはれ)玉穗(たまほ)の宮二にましまして、天の下治らしめしき。天皇三尾(みを)の君等が祖、名は若比賣に娶ひて、生みませる御子、大郎子(おほいらつこ)、次に出雲の郎女二柱。また尾張の連等が祖、(おほし)の連が妹、目子の郎女に娶ひて、生みませる御子、廣國押建金日(ひろくにおしたけかなひ)の命、次に建小(たけを)廣國押楯の命二柱。また意富祁(おほけ)の天皇の御子、手白髮の命こは大后にます。に娶ひて、生みませる御子、天國押波流岐廣庭(あめくにおしはるきひろには)の命一柱。また息長(おきなが)眞手(まて)の王が女、麻組(をくみ)の郎女に娶ひて、生みませる御子、佐佐宜(ささげ)の郎女一柱。また坂田の大俣(おほまた)の王が女、黒比賣に娶ひて、生みませる御子、神前(かむさき)の郎女、次に茨田(うまらた)の郎女、次に白坂(しらさか)活目(いくめ)子の郎女、次に小野(をの)の郎女、またの名は長目(ながめ)比賣四柱三。また三尾(みを)の君加多夫(かたぶ)が妹、(やまと)比賣に娶ひて、生みませる御子、大郎女、次に丸高(まろたか)の王、次に(みみ)の王、次に赤比賣の郎女四柱。また阿部の波延(はえ)比賣に娶ひて、生みませる御子、若屋(わかや)の郎女、次に都夫良(つぶら)の郎女、次に阿豆(あづ)の王三柱。この天皇の御子たち、并せて十九王(とをまりここのはしら)。男王七柱、女王十二柱。この中、天國押波流岐廣庭の命は、天の下治らしめしき。次に廣國押建金日の命も天の下治らしめしき。次に建小廣國押楯の命も天の下治らしめしき。次に佐佐宜の王は、伊勢の神宮をいつきまつりたまひき。この御世に、竺紫(つくし)の君石井(いはゐ)四、天皇の命に從はずして(ゐや)無きこと多かりき。かれ物部(もののべ)荒甲(あらかひ)大連(おほむらじ)大伴(おほとも)金村(かなむら)の連二人を遣はして、石井を殺らしめたまひき。

 天皇、御年四十三歳(よそぢまりみつ)。丁未の年四月九日崩りたまひき。御陵は三島の藍の陵五なり。

一 繼體天皇。

二 奈良縣磯城郡。

三 次に茨田の郎女以下、底本に「次田郎女次田郎女次白坂沽日子郎女次野郎女亦名長目比賣、二柱」とあり、古事記傳に「次茨田郎女次馬來田郎女三柱、又娶茨田連小望之女關比賣生御子茨田大郎女次白坂活日子郎女次小野郎女亦名長目比賣三柱」とする。

四 福岡縣久留米市の附近に居た豪族。

五 大阪府三島郡。

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