古事記 02 校註 古事記

104話 古事記 下つ卷 〔欽明天皇〕

583字 約1分 2013年7月15日 公開

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 弟天國押波流岐廣庭(あめくにおしはるきひろには)の天皇、師木島(しきしま)の大宮一にましまして、天の下治らしめしき。この天皇、(ひのくま)の天皇二の御子、石比賣の命に娶ひて、生みませる御子、八田(やた)の王、次に沼名倉太玉敷(ぬなくらふとたましき)の命、次に笠縫(かさぬひ)の王三柱。またその弟小石比賣の命に娶ひて、生みませる御子、(かみ)の王一柱。また春日の日爪(ひつま)の臣が女、糠子(ぬかこ)の郎女に娶ひて、生みませる御子、春日の山田の郎女、次に麻呂古(まろこ)の王、次に宗賀(そが)の倉の王三柱。また宗賀の稻目(いなめ)の宿禰の大臣が女、岐多斯(きたし)比賣に娶ひて、生みませる御子、橘の豐日の命、次に妹(いはくま)の王、次に足取(あとり)の王、次に豐御氣炊屋(とよみけかしぎや)比賣の命、次にまた麻呂古の王、次に大宅(おほやけ)の王、次に伊美賀古(いみがこ)の王、次に山代の王、次に妹大伴(おほとも)の王、次に櫻井の(ゆみはり)の王、次に麻怒(まの)の王、次に橘の本の若子(わくご)の王、次に泥杼(ねど)の王十三柱。また岐多志比賣の命が(をば)小兄(をえ)比賣に娶ひて、生みませる御子、馬木(うまき)の王、次に葛城の王、次に間人(はしひと)穴太部(あなほべ)の王、次に三枝部(さきくさべ)の穴太部の王、またの名は須賣伊呂杼(すめいろど)、次に長谷部(はつせべ)若雀(わかさざき)の命五柱。およそこの天皇の御子たち并はせて二十五王(はたちまりいつはしら)、この中、沼名倉太玉敷の命は、天の下治らしめしき。次に橘の豐日の命も、天の下治らしめしき。次に豐御氣炊屋比賣の命も、天の下治らしめしき。次に長谷部の若雀の命も、天の下治らしめしき。并せて四王(よはしら)天の下治らしめしき。

一 奈良縣磯城郡。この皇居の地名から、しき島の大和というようになつた。

二 宣化天皇。

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