古事記 02 校註 古事記

11話 古事記 上つ卷 序并はせたり 〔系譜〕

547字 約1分 2013年7月15日 公開

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 その櫛名田比賣(くしなだひめ)隱處(くみど)に起して一、生みませる神の名は、八島士奴美(やしまじぬみ)の神。また大山津見の神の(むすめ)名は神大市(かむおほち)比賣に()ひて生みませる子、大年(おほとし)の神、次に宇迦(うか)御魂(みたま)二柱。(みあに)八島士奴美の神、大山津見の神の女、名は()(はな)知流(ちる)比賣に()ひて生みませる子、布波能母遲久奴須奴(ふはのもぢくぬすぬ)の神。この神淤迦美(おかみ)の神の女、名は日河(ひかは)比賣に娶ひて生みませる子、深淵(ふかふち)水夜禮花(みづやれはな)の神。この神天の都度閇知泥(つどへちね)の神に娶ひて生みませる子、淤美豆奴(おみづぬ)の神二。この神布怒豆怒(ふのづの)の神の女、名は布帝耳(ふてみみ)の神に娶ひて生みませる子、天の冬衣(ふゆぎぬ)の神、この神刺國大(さしくにおほ)の神の女、名は刺國若比賣に娶ひて生みませる子、大國主の神三。またの名は大穴牟遲(おほあなむぢ)の神といひ、またの名は葦原色許男(あしはらしこを)の神といひ、またの名は八千矛(やちほこ)の神といひ、またの名は宇都志國玉(うつしくにたま)の神といひ、并はせて五つの名あり。

一 隱れた處に事を起して。婚姻して。以下スサノヲの命の子孫の系譜であるが大年の神とウカノミタマの神とは穀物の神で下の五二頁に出る系譜の準備になる。その條參照。

二 出雲國風土記に諸地方の土地を引いて來たという國引の神話を傳える八束水臣津野の命。

三 古代出雲の英雄で國土の神靈の意。代々オホクニヌシでありその一人が英雄であつたのだろう。以下の別名はそれぞれその名による神話がありすべてを同一神と解したものであろう。

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