赤ひげ診療譚 06 鶯ばか

山本 周五郎 完結 全7話 2.3万字 約45分 2018年11月22日 更新

俗に「伊豆さま裏」と呼ばれるその一帯の土地は、松平伊豆守の広い中屋敷と、寛永寺の塔頭に挾まれて、ほぼ南北に長く延びていた。表通りには僅かばかりの商店と、花やあか桶を並べた寺茶屋があるほかは、商家のつつましい隠宅とか、囲い者、かよい番頭などの、静かなしもたやが多く、だが、五筋ある路…
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初出 — 「オール読物」1958(昭和33)年10月

底本: 山本周五郎全集第十一巻 赤ひげ診療譚・五瓣の椿(新潮社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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