滝口

山本 周五郎 完結 全14話 5.0万字 約1時間40分 2022年11月14日 更新

益村安宅が釣りをしていると、畠中辰樹が来て「釣れたか」と云った。益村は振り向きもしなかったが、声を聞いて畠中だということはわかった。益村は返辞をせず、畠中はその脇に腰をおろした。七月のよく晴れたひるさがりだが、うしろの崖に樹の茂みがあり、二人のいるところは日蔭になっているうえ、川…
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初出 — 「小説新潮」新潮社、1963(昭和38)年11月〜1964(昭和39)年2月

底本: 山本周五郎全集第二十九巻 おさん・あすなろう(新潮社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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