柱時計に噛まれた話

佐藤 春夫 完結 全1話 2,212字 約4分 2026年5月6日 更新

文字は星のやうにあざやかな金 その文字板は死のやうにまつ黒 ぐるりは花と葉との浮彫 さてその振子はと言へばそれは 風にゆれるたつた一房の葡萄の実 熟れて命のやうに甘いたつた一房 このよき細工人は無名でこそあつたが ヱピキユラスほどの賢者だつた 美しい教はつつましいから 人には知ら…
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これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る

初出 — 「文章倶楽部 第十一巻第三号」1926(大正15)年3月1日

底本: たそがれの人間 佐藤春夫怪異小品集(平凡社ライブラリー、平凡社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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