草木塔

種田 山頭火 完結 全3話 1,116字 約2分 2008年7月15日 更新

庵のまわりには茶の木が多い。五歩にして一株、十歩にしてまた一株。 私は茶の木を愛する、その花をさらに愛する。私はここに移ってきてから、ながいこと忘れていた茶の花の趣致に心をひかれた。 捨てられるともなく捨てられている茶の木は『佗びつくしたる佗人』の観がある。その花は彼の芸術であろ…
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初出 — 「三八九 第五集」1933(昭和8)年1月20日

底本: 山頭火随筆集(講談社文芸文庫、講談社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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