沓掛時次郎 三幕十場

長谷川 伸 完結 全10話 2.1万字 約42分 2019年6月11日 更新

三蔵はもう三、四年もすれば親分から跡目に直らせて貰える筈だった男だ。しかし頼む力の親分は召捕りになり、どうで遠島は免かれまいと立つ噂に、身内は残らず散って、残るは三蔵ただ一人きりである。それでも三蔵は、親分に義理を立て、子分は皆無、身一つで、中ノ川一家を名乗っている。当然の結果、…
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初出 — 「騒人」1928(昭和3)年7月号

底本: 長谷川伸傑作選 瞼の母(国書刊行会) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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