雪の夜

小林 多喜二 完結 全5話 1.5万字 約30分 2005年2月15日 更新

仕事をしながら、龍介は、今日はどうするかと、思った。もう少しで八時だった。仕事が長びいて半端な時間になると、龍介はいつでもこの事で迷った。 地下室に下りていって、外套箱を開けオーバーを出して着ながら、すぐに八時二十分の汽車で郊外の家へ帰ろうと思った。停車場は銀行から二町もなかった…
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底本: 日本文学全集43 小林多喜二 徳永直集(集英社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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