梅花の気品

豊島 与志雄 完結 全1話 2,407字 約5分 2006年1月12日 更新

梅花の気品 豊島与志雄 梅花の感じは、気品の感じである。 気品は一の芳香である。眼にも見えず、耳にも聞えない、或る風格から発する香である。甘くも酸くも辛くもなく、それらのあらゆる刺戟を超越した、得も云えぬ香である。人をして思わず鼻孔をふくらませる、無味無臭の香である。それと明かに…
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底本: 豊島与志雄著作集 第六巻(随筆・評論・他)(未来社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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