囚われ人

豊島 与志雄 完結 全2話 1.7万字 約34分 2006年1月6日 更新

或るコンクリー建築の四階の室。室内装飾は何もないが、ただ、大きな電灯の円笠が天井からぶらさがっていて、室中に明るみを湛えている。片側だけ窓で、窓の外は闇夜。全体が箱の中のような感じ。室の一方に、巨大な円卓があって、その端寄りに数人の男女が集まっている。彼等と向い合って、室の他方に…
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初出 — 「群像」1952(昭和27)年7月

底本: 豊島与志雄著作集 第五巻(小説5・戯曲)(未来社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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