寒い夜の自我像

中原 中也 完結 全3話 537字 約1分 2021年10月22日 更新

きらびやかでもないけれど、 この一本の手綱をはなさず この陰暗の地域をすぎる! その志明かなれば 冬の夜を、われは嘆かず、 人々の憔燥のみの悲しみや 憧れに引廻される女等の鼻唄を、 我が瑣細なる罰と感じ そが、わが皮膚を刺すにまかす。 蹌踉めくままに静もりを保ち、 聊か儀文めいた…
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底本: 新編中原中也全集 第二巻 詩Ⅱ(角川書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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