幇間

谷崎 潤一郎 完結 全2話 1.2万字 約24分 2016年6月25日 更新

明治三十七年の春から、三十八年の秋へかけて、世界中を騒がせた日露戦争が漸くポウツマス条約に終りを告げ、国力発展の名の下に、いろいろの企業が続々と勃興して、新華族も出来れば成り金も出来るし、世間一帯が何となくお祭りのように景気附いて居た四十年の四月の半ば頃の事でした。 丁度向島の土…
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初出 — 「スバル」1911(明治44)年9月号

底本: 潤一郎ラビリンスⅠ――初期短編集(中公文庫、中央公論社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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