海底都市
妙な手紙 僕は、まるで催眠術にかかりでもしたような状態で、廃墟の丘をのぼっていった。 あたりはすっかり黄昏れて広重の版画の紺青にも似た空に、星が一つ出ていた。 丘の上にのぼり切ると、僕はぶるぶると身ぶるいした。なんとまあよく焼け、よく崩れてしまったことだろう。巨大なる墓場だ。犬こ…
これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る
書いて、読む
妙な手紙 僕は、まるで催眠術にかかりでもしたような状態で、廃墟の丘をのぼっていった。 あたりはすっかり黄昏れて広重の版画の紺青にも似た空に、星が一つ出ていた。 丘の上にのぼり切ると、僕はぶるぶると身ぶるいした。なんとまあよく焼け、よく崩れてしまったことだろう。巨大なる墓場だ。犬こ…
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