私本太平記 01 あしかが帖
まだ除夜の鐘には、すこし間がある。 とまれ、ことしも大晦日まで無事に暮れた。だが、あしたからの来る年は。 洛中の耳も、大極殿のたたずまいも、やがての鐘を、偉大な予言者の声にでも触れるように、霜白々と、待ち冴えている。 洛内四十八ヵ所の篝屋の火も、つねより明々と辻を照らし、淡い夜靄…
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- 1 下天地蔵(1) 8,434字
- 2 下天地蔵(2) 1,277字
- 3 大きな御手(1) 4,117字
- 4 大きな御手(2) 5,088字
- 5 時の若鷹(1) 6,857字
- 6 時の若鷹(2) 2,286字
- 7 ばさら大名(1) 1.0万字
- 8 藤夜叉(1) 7,814字
- 9 藤夜叉(2) 4,530字
- 10 あばれ川 9,035字
- 11 新田桜 6,737字
- 12 置文(1) 7,620字
- 13 置文(2) 2,272字
- 14 なべとかま 6,917字
- 15 裁許橋 8,166字
- 16 うつつなき人 6,775字
- 17 登子(1) 6,479字
- 18 登子(2) 2,733字
- 19 波まぎれ 6,739字
- 20 不知哉丸 9,151字