半島一奇抄

泉 鏡花 完結 全3話 1.3万字 約27分 2001年9月17日 更新

「やあ、しばらく。」 記者が掛けた声に、思わず力が入って、運転手がはたと自動車を留めた。……実は相乗して席を並べた、修善寺の旅館の主人の談話を、ふと遮った調子がはずんで高かったためである。 「いや、構わず……どうぞ。」 振向いた運転手に、記者がちょっとてれながら云ったので、自動車…
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底本: 泉鏡花集成8(ちくま文庫、筑摩書房) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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