雲霧閻魔帳

吉川 英治 完結 全13話 3.4万字 約1時間7分 2013年3月15日 更新

なるべく、縁起の吉い日にしようぜ。御幣をかつぐ訳じゃないが、物は縁起ということもあるし、お互い様に明日の首の座は分らない。こちとら、白浪渡世―― いうにゃ及ぶ。 さて、その日は? そうよ。――初日の出の元日――あたりはどうだ。 なるほど、そいつアいい。 元日より縁起の吉い日はねえ…
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初出 — 「週刊朝日 新春特別号」1933(昭和8)年

底本: 治郎吉格子 名作短編集(一)(吉川英治歴史時代文庫、講談社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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