紫陽花

泉 鏡花 完結 全3話 2,647字 約5分 2002年5月20日 更新

色青く光ある蛇、おびたゞしく棲めればとて、里人は近よらず。其野社は、片眼の盲ひたる翁ありて、昔より斉眉けり。 其片眼を失ひし時一たび見たりと言ふ、几帳の蔭に黒髪のたけなりし、それぞ神なるべき。 ちかきころ水無月中旬、二十日余り照り続きたる、けふ日ざかりの、鼓子花さへ草いきれに色褪…
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底本: 花の名随筆6 六月の花(作品社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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