寺田寅彦の追想

中谷 宇吉郎 完結 全3話 2.0万字 約39分 2018年11月28日 更新

寺田寅彦という名前を、初めて知ったのは、たしか高等学校二年の頃であったように思う。 あの時代は、大正の中頃といえば、わが国の社会運動の勃興時代であった。河上博士の『貧乏物語』が、高等学校の学生たちの間に熱心に読まれていた。『中央公論』や『改造』の外に、新しく『解放』という雑誌も出…
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初出 — 「寺田寅彦の追想」甲文社、1947(昭和22)年4月

底本: 中谷宇吉郎随筆選集第二巻(朝日新聞社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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