眉かくしの霊

泉 鏡花 完結 全4話 2.6万字 約53分 2001年6月7日 更新

一 木曾街道、奈良井の駅は、中央線起点、飯田町より一五八哩二、海抜三二〇〇尺、と言い出すより、膝栗毛を思う方が手っ取り早く行旅の情を催させる。 ここは弥次郎兵衛、喜多八が、とぼとぼと鳥居峠を越すと、日も西の山の端に傾きければ、両側の旅籠屋より、女ども立ち出でて、もしもしお泊まりじ…
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底本: 現代日本文学館3 幸田露伴・泉鏡花(文藝春秋) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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