珊瑚集 仏蘭西近代抒情詩選

永井 荷風 完結 全4話 1.4万字 約29分 2021年12月3日 更新

吾等忽ちに寒さの闇に陥らん。 夢の間なりき、強き光の夏よ、さらば。 われ既に聞いて驚く、中庭の敷石に、 薪を投込むかなしき響。 冬の凡ては――憤怒と憎悪、戦慄と恐怖や、 又強ひられし苦役はわが身の中に返り来る。 北極の地獄の日にもたとふべし。 わが心は凍りて赤き鉄の破片よ。 われ…
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初出 — 死のよろこび「讀賣新聞」1909(明治42)年5月18日

底本: 珊瑚集(岩波文庫、岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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