夏すがた

永井 荷風 完結 全5話 1.8万字 約36分 2022年7月19日 更新

日頃懇意の仲買にすすめられて云わば義理ずくで半口乗った地所の売買が意外の大当り、慶三はその儲の半分で手堅い会社の株券を買い、残る半分で馴染の芸者を引かした。 慶三は古くから小川町辺に名を知られた唐物屋の二代目の主人、年はもう四十に近い。商業学校の出身で父の生きていた時分には家にば…
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初出 — 「夏すがた」籾山書店、1915(大正4)年1月20日

底本: 花火・来訪者 他十一篇(岩波文庫、岩波書店) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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