一本刀土俵入 二幕五場

長谷川 伸 完結 全5話 2.3万字 約47分 2018年3月15日 更新

常陸の国取手は水戸街道の宿場で利根を越えると下総の国。渡しはそこの近くにある。 取手の宿場街の裏通りにある茶屋旅籠で安孫子屋の店頭は、今が閑散な潮時外れである。それは秋の日の午後のこと。 (安孫子屋は棟の低い二階建で、前と横とがT字型に往来になっている。角店のこの家は突ッつきが広…
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初出 — 「中央公論」1931(昭和6)年6月号

底本: 長谷川伸傑作選 瞼の母(国書刊行会) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。

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