ノベリズ
書いて、読む
山本 周五郎 完結 全7話 1.4万字 約28分 2022年5月12日 更新
「……ひと夜も逢わぬものならば、二た重の帯をなぜ解いた、それがゆかりの竜田山、顔の紅葉で知れたとや……」 さびのあるというのだろう、しめやかにおちついた佳い声である。窓框に腰を掛けて、柱に頭をもたせて、うっとりと夜空を眺めていた伊兵衛は、思わず、 「たいそうなものだな」 と呟やい…
これは青空文庫の作品です。著作権の切れた作品を、 読みやすさを確かめるために置いています。 図書カードを見る
初出 — 「講談雑誌」博文館 、1946(昭和21)年2月号
底本: 山本周五郎全集第二十巻 晩秋・野分(新潮社) ※青空文庫の公有作品です。入力・校正は青空文庫の方々によるものです。
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